株式、現物出資の違い

会社設立と株式、現物出資の違い

会社設立をする場合に行わなければならないことの一つに出資と呼ばれるものがあります。これは事業を行うために必要な資金を集め、それを払い込むことで行われます。現代社会で最も基本的な会社組織の一つである株式会社の場合は、その出資を株の購入という形で明確に行います。一株当たりいくらという価格設定をし、その株を購入してもらうことで資金とするのです。そのため株式会社の出資制度というのは非常に分かりやすく、誰が何株持っているかを管理しておけば出資額の管理をしていることになるのです。この出資額に応じて配当が決定されますので、保有している株の数というのは非常に重要な情報なのです。

一方、会社設立には他の形もあります。最近新規設立が増えてきている会社形態としては合同会社が存在しています。この合同会社も同じく会社設立の際には出資者を募って事業資金を確保しなければなりません。また、事業年度終了の際に発生した配当についても分配する必要があります。しかし合同会社の場合は出資額が少しわかりにくくなっています。その理由の一つとしては現金での出資以外にも現物出資という出資方法が存在しているからです。

現物出資というのは、例えば新規で事業を行う場合に必要になるパソコンや車などを現物で出資するという行為です。新規で購入するのではなく、既に所有しているもので代用するのです。その様な手続きは個人事業主や小規模事業などによくマッチングした仕組みであると考えられます。そのため合同会社設立の場合は、配当は出資額に関わらず決めることが出来るとされている理由の一つになっているのです。これは小規模事業主が事業を行いやすくするために導入された仕組みであると考えることが出来ます。
会社設立には色々な方法がありますが、株式会社の場合には将来的に市場に上場して公開取引を通じて更なる発展を目指すという共通認識が一応存在しています。その様な目的に向かうに当たって必要とされる仕組みづくりが様々な規制という形で設定されています。会社設立をする場合にはその辺りの方向性を十分に把握して会社の種類を決めていく必要があるでしょう。合同会社という仕組みは非常に融通がきくものであり、便利に感じることが多い半面、広く投資を募ったり会社を大きくしていくのには向いていません。最初から大きな組織が自由を手に入れる場合には有利に機能しますが、良いことばかりではないのです。

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